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Project CLEAR #007 強みは、作るものではなく見つけるもの。 Column| Project CLEAR

「うちには強みがないんです。」
企業の方と話をしていると、よく聞く言葉です。
でも、本当にそうでしょうか。
私たちは、「強みがない会社」はほとんどないと考えています。
あるのは、強みが見えていない会社。
そして、強みが伝わっていない会社。です。
強みは、社内では当たり前になっている。
毎日やっていることは、自分たちにとって普通になります。
例えば、
・現場を毎日掃除する。
・引き渡し後も気軽に相談できる。
・職人が直接お客様と話をする。
・小さな修理にもすぐ対応する。
働いている人にとっては当たり前でも、お客様にとっては「この会社を選ぶ理由」になることがあります。
「できること」と「選ばれる理由」は違う。
工務店なら、
・注文住宅ができます。
・リフォームができます。
・耐震工事ができます。
これは「できること」です。
一方で、
・相談しやすかった。
・説明がわかりやすかった。
・現場がきれいだった。
・引き渡し後も安心だった。
これが「選ばれる理由」です。
お客様は、商品だけでなく、体験も見ています。
強みは、お客様の声に隠れている。
「この会社に決めた理由は何でしたか?」
この質問の答えには、多くのヒントがあります。
「担当者が話しやすかった。」
「無理に契約を勧めなかった。」
「子どもにも優しく接してくれた。」
会社では気づいていない価値を、お客様が教えてくれることは少なくありません。
effectが最初に探すもの。
私たちは、デザインを始める前に、
「会社の強みは何ですか?」
とは聞きません。
代わりに、
・お客様に感謝されたことは?
・他社と違うと言われたことは?
・社員が大切にしていることは?
そんな話を聞きながら、その会社らしさを探していきます。
強みは、会議室で作るものではありません。
日々の仕事の中に、すでに存在しているものです。
デザインは、強みを見えるようにする仕事。
デザインによって会社の価値を作ることはできません。
でも、もともとある価値を、伝わる形に整理することはできます。
だから私たちは、「デザインします。」ではなく、
「会社の価値を見つけ、伝わる形に整えます。」
という考え方を大切にしています。
次回予告
会社の強みが見えてきたら、次は「言葉」を整えます。
ホームページや会社案内には、たくさんの言葉があります。
でも、その一つひとつが会社らしさを伝えているでしょうか。
Project CLEAR #008では、「言葉がブランドをつくる」をテーマに、キャッチコピーではなく、企業の言葉の設計について考えていきます。
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