Column Art Design / Infomation / Production
Project CLEAR #006 ロゴは、一番最初に作るものではない。 Column| Project CLEAR

「まずはロゴを作りたい。」
会社を立ち上げるとき、多くの人が最初に考えることです。
もちろん、ロゴは会社の顔になります。
でも、私たちはロゴを最初には作りません。
なぜなら、ロゴは会社の考え方を形にしたものだからです。
考え方が決まっていなければ、形だけを作っても意味がありません。
ロゴは「飾り」ではない。
ロゴは、かっこよく見せるためのマークではありません。
お客様が会社を思い出すきっかけであり、その会社の価値を象徴する存在です。
だからこそ、
「どんな形にするか。」よりも、「何を表現するか。」
の方が大切になります。
今回の工務店なら。
Project CLEARで考えたブランドコンセプトは、
「家を建てる前に、信頼を建てる。」でした。
この言葉から連想するのは、豪華さではありません。
派手さでもありません。思い浮かぶのは、
・誠実さ
・安心感
・温かさ
・丁寧さ
・地域とのつながり
です。
ロゴも、その価値観を表現する必要があります。
ロゴは、会社の性格を表す。
例えば、
角ばったロゴは力強さを感じます。
丸みのあるロゴは親しみやすさを感じます。
太い文字は安定感を与えます。
細い文字は繊細さを伝えます。
色や形には、それぞれ受け取られ方があります。
だからロゴを考えるときは、「好き・嫌い」ではなく、「会社の性格に合っているか」を基準にします。
ロゴだけ良くても、ブランドにはならない。
ロゴが完成しても、それだけではブランドはできません。
ホームページでは違う色を使い、会社案内では別の雰囲気になり、
現場シートではさらに違う印象になる。
これでは、お客様の記憶には残りません。
ブランドは、ロゴだけではなく、すべての接点で同じ印象を届けることで育っていきます。
effectが目指すのは「デザインシステム」。
私たちは、一つのロゴを作るのではなく、
ロゴを起点に、
・色
・書体
・写真
・アイコン
・レイアウト
・余白
・言葉づかい
まで、一つのルールとして設計します。
そうすることで、ホームページを見ても、会社案内を読んでも、SNSを見ても、
「この会社らしい。」
という印象が自然と積み重なっていきます。
ロゴは、ゴールではなくスタート。
ロゴは完成ではありません。
ブランドの考え方を、目に見える形へ変えた最初の一歩です。
その先にあるホームページも、パンフレットも、看板も、SNSも。
すべてが同じ考え方でつながって初めて、「ブランド」と呼べるようになります。
次回予告
次回は、「色」をテーマに考えます。
「青だから信頼」「緑だから安心」といった単純な話ではなく、ブランドコンセプトをどのように色へ落とし込んでいくのか。
Project CLEAR #007では、ブランドカラーの設計についてご紹介します。
- Top
- Project CLEAR
- Project CLEAR #006 ロゴは、一番最初に作るものではない。






