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Project CLEAR #004 「すべての人」に伝えようとすると、誰にも伝わらない。 Column| Project CLEAR

「私たちは、どんな家でも建てられます。」
一見すると、とても頼もしい言葉です。
でも、お客様の立場で考えると、少し印象がぼやけてしまいます。
本当に知りたいのは、「自分に合う会社なのか」ということだからです。
だからこそ、最初に考えるべきなのは、「誰に届けたいのか」です。
「家を建てたい人」はターゲットではない。
工務店のホームページでよく見かけるターゲットは、
「家を建てたい方」
しかし、それでは広すぎます。
例えば、
・初めて家を建てる30代の夫婦
・子どもが生まれて住み替えを考えている家族
・平屋を希望する50代
・二世帯住宅を検討しているご家族
それぞれ、不安も知りたいことも違います。
同じ言葉では伝わりません。
今回のペルソナ
工務店のホームページでよく見かけるターゲットは、
Project CLEARでは、こんなご家族を想定します。
30代前半の共働き夫婦。
子どもは1人。
アパート暮らしで、家賃を払い続けることに疑問を感じ始めています。
休日には住宅展示場へ行き、インターネットで情報を集めています。
気になっているのは、
・住宅ローンは大丈夫?
・子育てしやすい間取りは?
・将来も安心して暮らせる?
・無理な営業はされない?
性能や価格だけではなく、「相談しやすさ」も大切な判断基準です。
ペルソナを決めると、伝える内容が変わる。
例えばトップページ。
「高性能住宅」という言葉だけではなく、
「子どもがのびのび暮らせる住まい。」
という表現の方が、このご家族には伝わるかもしれません。
また、施工事例だけではなく、
・家づくりの流れ
・住宅ローンの考え方
・完成後のお付き合い
といった情報も安心につながります。
誰に届けるかが決まると、必要な情報も自然と見えてきます。
「届けない人」を決めることも大切。
ペルソナを決めるということは、「誰にでも伝える」のをやめることでもあります。
例えば、高級注文住宅を求める方と、コストパフォーマンスを重視する方では、響く言葉は違います。
すべての人に合わせようとすると、結局、誰の心にも残らないメッセージになってしまいます。
effectが最初に考えること
私たちは、デザインを始める前に、
「この会社は、誰のために存在するのか。」
という問いから考えます。
それが決まると、
・キャッチコピー
・写真
・色
・レイアウト
・SNSの内容
まで、一貫した考え方で設計できます。
デザインとは、「きれいに見せること」ではなく、「届ける相手を明確にすること」でもあるのです。
次回予告
次回は、この工務店のブランドコンセプトをつくります。
「安心」「信頼」「地域密着」という言葉を並べるだけではなく、この会社ならではの価値を、一つの軸にまとめていきます。
Project CLEAR #005では、「選ばれる理由」を言葉にするプロセスをご紹介します。
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