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天気の子 映画タイトル「A1 明朝 」 Topics| Art / Design

「A1明朝」と「筑紫オールド明朝Pro9」
映画「君の名は。」や現在、新海誠監督 最新作 公開中の「天気の子」のタイトルで使用されているフォント。
Twitter上で「MS明朝」と「A1明朝」を比較してフォント値段を書いて話題になっていた。

上の画像は「A1明朝」と最近好きな「筑紫オールド明朝Pro9」を上下に並べてみました。
よく見ると、「天」の横縦交わった部分の交差の墨だまりや最後の払いの侵入する場所など各文字見比べると色々と違いがわかります。フォントにも色々特徴があり、明朝体だと払いの部分が伸びやかで尖っていたり、わずかに払いの先が丸まっていたり、太さ・丸さ跳ねの角度、払いの中心の湾曲具合、横棒の最初に筆が入る角度や曲線など、見比べると本当にそれぞれ別々の表情が出ていておもしろい。

金額を見て、拒否反応を示す人や好感触を示す人。人それぞれの反応があり興味深い。これは僕らが手がけているデザインと同じだなと思いました。デザイン費もフォントの費用も金額の差を説明するのは結構難しいこと。金額の感じ方は人それぞれ。使用する頻度やこだわりの部分もあるだろう。最終的には好き嫌いの感覚の話で、Apple Music・有料のクラウドサービスやNetflixなどに登録する感覚に似ているかもしれない。

このフォントが高いか安いか。
使う頻度やApple Music・有料のクラウドサービス・Netflixなどの他の有料サービスと比べて考えるのと一緒なのかも知れません。

以前、どなたかが、Webサイトの記事で、「A1明朝が合うデザインをしていきたい。」とおっしゃていて、この記事を僕も見て、恥ずかしながら「僕もそうなりたい」と思い、名刺・見積書などの書類・Webサイトも「A1明朝」に統一している。ブランディングも関係していることだが、このフォントが似合う会社や個人でありたい。そういう想いで使用しています。

僕が創ってきたデザインも「A1明朝」多用していると思います。僕自身も「A1明朝」が合うデザインをし続けたい想いがあったから。最近は少し浮気性が出ていて、フォントワークスさんの「筑紫シリーズ」が好きです。

A1 明朝の解説
「A1明朝」は、モリサワ最初期から長く愛されているオールドスタイルの明朝体です。漢字のゆったりとしたカーブと、かなの優美な表情が生み出す独特の味わいが特徴です。デジタル書体化にあたって、画線の交差部分に写植特有の墨だまりを再現するなどし、やわらかな印象と自然な温かみを感じさせる新しい書体として生まれ変わりました。可読性にも優れているので、ニュアンスを活かした大きな見出しから本文まで幅広く活用することができます。

[wp-svg-icons icon=”exit” wrap=”i”] モリサワ A1明朝

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